つながる本棚【スペシャル編】〜第2回YeYeさん『見るけど読む本、読むけど見る本』〜

ゲストの方に、おすすめ本を3冊紹介していただくブクログ企画「つながる本棚」
今回は、「スペシャル編」第二回目です。

第二回目のゲストは、先日、全国のCDショップ店員が年に一度選ぶCDショップ大賞2012において、
新人賞である「ニューブラッド賞」を受賞したシンガーソングライターYeYe(ィエィエ)さん

朝を開けだして、夜をとじるまで

アーティスト:YeYe
本体価格:¥ 1,890
YeYeさん、待望のデビューアルバムです。作詞・作曲から、楽器の演奏までご自身でこなしています。どの歌も繊細な歌声とメロディーに癒されます...!
公式HPではオフィシャルのミュージックビデオもご覧いただけますので、ぜひ、聴いてみてください。


弊社の運営する音楽サービスFANICでは、歌だけでなく、YeYeさんのラジオ番組も聴くことができます。
>>>YeYeさんのFANICはこちら


さて、今回は見るけど読む本、読むけど見る本をテーマに選んでいただいた3冊を紹介します!
どの本も、パラパラとめくっているだけで楽しくなりそうです...!

1冊目  「いい顔してる人」<PHP研究所>

著者:荒木経惟
YeYeさんのレビュー
今回はテーマを【見るけど読む本、読むけど見る本】と掲げて、見ても楽しい、読んでも楽しい、文章と写真(もしくは図)が半分ずつくらい混在していて、一ページ目からでなくても、どこからでも読める本をセレクトしてみました。

まずは、写真家であるアラーキーこと荒木経惟さんの一冊です。写真ももちろん好きなのですが、それと同じくらい、アラーキーさんそのものがにじみ出てる文章が大好きです。この本は”話し言葉”で綴られていて、「あのね、」とか「〜なわけよ。」とか、読み出すとすぐそこでアラーキーさんが喋ってるんじゃないかってような感覚になるくらい、なんだろう、話し言葉で綴られている本は他にもたくさんあるし、なんかうまく言えないのですが、本を読んでいるのにラジオを聴いているような、読んでいるはずなのにまさに「見ている」感覚になる魅力が文章から特別放たれているように感じます。

この本はアラーキーさんの生誕70年記念として出版されたもので、今まで写真家として50年余り写真を撮り続けて来たアラーキーさんが最終的に行き着いた「顔」について書かれた文章です。これを読むと、どんなことを考えて「顔」を撮って来たのか、それを知ってからここに収録されているアラーキーさんの圧巻な写真たちを目にすると、見方がぐぐっと変わります。内容については、ここにはあまり多くを書かないで、とにかく読んでみる(見てみる)ことをオススメします。アラーキーさんに会える一冊!



2冊目「間取りの手帖 remix」〈ちくま文庫〉

著者:佐藤和歌子
YeYeさんのレビュー
タイトルとおりそのまま、ほんとに”間取り”の本です。本をぺらぺらとめくってみると一目瞭然なのですが、中身のほとんどがいわゆるチラシなどに載っている間取り図で、中には「え、この家どうなってるん…!」みたいなのがあったり、読み応えというか、見応え満載の、まさに”見る本”です。

わたしが幼少期育った家は、生まれた頃にはもう老朽化が進んでいてとても古く、今でこそ愛着はあるのですが、幼い頃はいつも他の家に憧れを抱いていました。友人宅に遊びに行ったときには、お風呂やトイレまで見せてもらって隅々まで観察したり、お宅探訪のテレビを見たり、それから新聞に挟まっている不動産屋のチラシの間取り図を見てはここに家具を置いて、ここで寝るなど、妄想したり…。 実家を離れてからはそんな妄想をする機会も減っていたのですが、そんな折りに見つけたこの本、久々にあの頃の気持ちがよみがえって来て、気付けばそのまましばらく立ち読み、妄想、そしてレジへと持って行っていたのでした。(手汗でぐっしょり)この本、間取りのひとつひとつに大喜利チックなコメントも書かれており、それもまたクスクスして面白いのです。一人暮らしから家族暮らしの家まで、さまざまな間取りを見て、あなたも引っ越し妄想生活はじめてみませんか。この本たったの一冊で引っ越しし放題、さらには妄想で新婚生活も大家族も夢じゃない!あれ、ひいてませんか、大丈夫ですか。いや、責任は問わないでください。げへへ。。。ちなみにこの本の著者である佐藤和歌子さんの肩書きは「マッド・マドリスト」らしいです。(見開きページプロフィール参照)超かっこいいです。



3冊目  「味写入門」<アスペクト>

著者:天久聖一
こちらは糸井重里さん率いる「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載が本になったもので、オビにも書いてあるとおり”プロには無理”な味のある写真がたくさん掲載されてある一冊です。ピントが合ってなかったり、露出も明らかに暗すぎたり明るすぎたり、一見「うまくはない」ものも、よくよく見てみれば絶妙でとんでもなくすばらしい写真が世の中にはたくさんあることをこの本が証明しているような気がします。

写真でも絵でも歌でも、何でもそうですが、自分が失敗だと思っていても人によってはそれが最高にいい!という人もいるかもしれないし、視点や考え方を変えるだけで見え方が全然ちがってくるものがたくさんあって…ってなんかあれ、まさかこんな深い話になっていくとは、いやはや、もう深いことには最高級に深いわけですが、深いが一周してもう声を出して笑えずにはいられない味写がてんこ盛りです。

生まれたばかりの赤ん坊を高い高ぁ〜いしようとしたら赤ちゃんがぶれまくって超高速で動いてるみたいに見える写真だったり、日本の奥ゆかしき庭園の前で写真を撮ろうとしたら被写体のおじいちゃんのつややかな頭しか写っていなかったりなど、もうすでに写真そのものが面白いものから、一見ただの写真が著者である天久さんのセンス抜群観察コメントによって大いに価値を見い出し爆笑写真に生まれ変わっているものまで、全て読み終わったころにはなんかほっこりする一冊です。つらいときに読めば、「なんだ、クヨクヨしなくていいじゃないかよう!」と少し元気になるかもしれません。わたしのお気に入り味写は94、97、101ページです。是非手に取って読んでみてください。あ、自分で妄想しながらコメントつけるのもおもしろいかもしれないです。

YeYe

「もし、楳図かずおや伊藤潤二作品の主人公が歌をうたいはじめたら」という異感覚を素でいく、22 歳の女子学生がささやかな日常をほんの少しのストレンジさで多次元に綴った音世界。どこか荒井由美を彷彿とさせる、凛と透き通った歌声と、年齢・国籍不明な独特のセレクト感で作詞・作曲からすべての楽器の演奏までをセルフ・プロデュースで行う。

アルバム:朝を開けだして、夜をとじるまで

公式HP:http://yeye.me/
twitter:@llyeyelll
ザ・インタビューズ:http://theinterviews.jp/yeye


ライブ情報:
2012年4月18日 <SHINJUKU LOFT 13TH ANNIVERSARY>
2012年5月6日 YeYe & awamok ライブ&らくがき会
2012年5月6日 「朝を開けだして、夜をとじるまで」リリース記念ライブ 追加公演 in 福岡 〜BOGEYとYeYeのオシャレ関係〜
2012年4月28日 オガワマユ x YeYe 2マンライブ
2012年4月15日 KOBE STREET BEAT’12 ACOUSTIC FESTIVAL
2012年5月20日 『GOOD TIME MUSIC in 京都』 〜アコースティック×生命力〜
2012年5月19日 いつまでも世界は..

詳しい情報は公式HPをご覧ください。

▼つながる本棚【スペシャル編】(アーカイブ)
 http://booklog.jp/users/tsunagaru-sp
 
tunagaru_copy.png

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