つながる本棚【漫画家編】香魚子さん「いつも頭の隅にある本」3冊をご紹介!

あの漫画家さんの好きな本ってどんな本だろう…?そんな皆さんの好奇心を満たす『つながる本棚【漫画家編】』。第4回目のゲストは、集英社の別冊マーガレット等でご活躍中の香魚子(あゆこ)さんです!



5月1日に発売される別冊マーガレットの新増刊『bianca(ビアンカ)』では、読み切り作品『もう卵は殺さない』も掲載される香魚子さん。そんな人気急上昇中の香魚子さんに、「頭の隅にいつもある3冊」というテーマでおすすめの本のレビューをいただきました!

1冊目  百年の恋も覚めてしまう

著者:くらもちふさこ
香魚子さんのレビュー
表題作は60Pの読み切り短編で、同じクラスの魚屋の息子に恋をしているおませな小学生の女の子が、 ある日ささいなことがきっかけで醒めてしまい…というところから始まる、女性の等身大の成長物語です。 くらもち先生の漫画はどれも大好きなんですが、この作品を読んだ時は特に、鋭い刀ですっぱり斬られたような衝撃がありました。 コマの枠線の一辺ですらすばらしい演出ができるということを目の当たりにして、感動したんです。 私の中で基軸のような作品です!


2冊目  愛をひっかけるための釘

著者:中島らも
香魚子さんのレビュー
ロマンチックで素敵なエッセイ集です。この中の、「突かれていないビリヤード台」「サヨナラにサヨナラ」の二本がずっと頭に残っています。 宇宙や地球上と自分とを比べて、ちっぽけだ…と誰もが一度は頭に浮かべることを、より面白く、より深く展開して書いてある2本なんです。 世界は既に書かれてある1冊の本なのだとしたら。 私たちはそのページの一部で、めくられていくのを待つだけの存在なのだとしたら。 それは絶望でもあるし、救いでもあるなぁと思います。


3冊目  TSUGUMI

著者:よしもとばなな
香魚子さんのレビュー
  ほとんど読書をしなかった中学時代の図書室で、きれいな装丁に惹かれてなんとなく手にとった本でした。 病弱だけど乱暴な美少女つぐみに私はあっという間に魅了されてしまい、 自分でつぐみをイラストにしてみたり、つぐみという名前を気に入ってあちこちで使ってみたりと大フィーバーでした。 大人になって改めて買って未読状態で手元にあるのですが時間が経って神聖化されてしまっていて、読むのが少し怖いです。 本というより、思い出そのものって感じです。


希望と絶望の両方が等身大で描かれているところに、香魚子さんの作品との共通点があるのかもしれません。香魚子さんの作品と合わせて是非読んでみてくださいね!

香魚子(あゆこ)

漫画家。2008年に「Us, you and me」でデビュー。『別冊マーガレット(集英社)』などで活躍中。
香魚子さん公式HP:http://iki-2.sakura.ne.jp/

<代表作>
『さよなら私たち』(集英社)
『隣の彼方』(集英社)
『シトラス(1)』(集英社)
『伯爵と妖精(1)』(集英社)

別冊マーガレット公式HP:http://betsuma.shueisha.co.jp/
別冊マーガレット公式twitter:@betsuma_info

「つながる本棚」【漫画家編】は、次回は2012年4月更新の予定です。お楽しみに!

つながる本棚【漫画家編】(アーカイブ)
http://booklog.jp/users/tsunagaru-manga



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