第4回ブクログ大賞フリー投票部門受賞!吉野茉莉『 藤元杏はご機嫌ななめ ―彼女のための幽霊―』発売記念インタビュー
- 2014.09.25 Thursday
- [ 特集 ]
『ブクログ』『ブクログのパブー』をご利用の皆様、こんにちは!
先日、献本募集を開始しています、第4回ブクログ大賞フリー投票部門受賞作の吉野茉莉さん『 藤元杏はご機嫌ななめ ―彼女のための幽霊―』が本日発売となります。
それを記念して、ブクログではインタビューを行いました。
セルフパブリッシングにて人気を集め、そしてどういった経緯でデビューすることになったのかなどを聞かせていただきました。
先日、献本募集を開始しています、第4回ブクログ大賞フリー投票部門受賞作の吉野茉莉さん『 藤元杏はご機嫌ななめ ―彼女のための幽霊―』が本日発売となります。
それを記念して、ブクログではインタビューを行いました。
セルフパブリッシングにて人気を集め、そしてどういった経緯でデビューすることになったのかなどを聞かせていただきました。
著者:吉野茉莉 イラスト:いたち KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日:2014年09月25日 定価:¥626(税込)
発売日:2014年09月25日 定価:¥626(税込)
内容紹介:
北海道の地方都市に引っ越してきた藤元杏は入学前に出会ったポチとともに生徒 会執行部に入部する。
そこで最初に与えられた仕事は、投書箱に投函されていた「幽霊騒ぎ」なるもの を調査することだった。
調査を進めていく過程で、彼女達も「幽霊」を目撃してしまう。
二人は様々な人と出会い、事態は思わぬ方向に……転がらない?
次第に物語の主軸は幽霊事件から彼女自身の内面へと変わっていく。
ちょっとだけミステリな青春小説!
そこで最初に与えられた仕事は、投書箱に投函されていた「幽霊騒ぎ」なるもの を調査することだった。
調査を進めていく過程で、彼女達も「幽霊」を目撃してしまう。
二人は様々な人と出会い、事態は思わぬ方向に……転がらない?
次第に物語の主軸は幽霊事件から彼女自身の内面へと変わっていく。
ちょっとだけミステリな青春小説!
著者:吉野茉莉(よしの・まつり)
北海道出身。セルフパブリッシングを中心に活動する作家。
著作『彼女のための幽霊』が第4回ブクログ大賞[2013] フリー投票部門受賞
Amazon Best of 2013 年間ランキング Kindle本のライトノベル部門7位
を受賞し、このたび自身初となる商業出版化が決定。
北海道出身。セルフパブリッシングを中心に活動する作家。
著作『彼女のための幽霊』が第4回ブクログ大賞[2013] フリー投票部門受賞
Amazon Best of 2013 年間ランキング Kindle本のライトノベル部門7位
を受賞し、このたび自身初となる商業出版化が決定。
ーー吉野さんの自己紹介、そして普段どういったお仕事をされているのか教えてください。
北海道室蘭市出身で、大学から関東に住んでいます。
今は経理財務系の部署で、日々数字の計算をしています。予算企画書や決算報告書以外でおおよそ文章を書く機会のない仕事をしています。
最近猫を飼い始めました。
ーー今回発売した作品「藤元杏はご機嫌ななめ」のもとになっている「彼女のための幽霊」作品はいつごろ書かれた作品でしょうか?
ブクログ大賞フリー部門受賞
彼女のための幽霊
2009年末から2010年明けにまたがる一ヶ月と少しで書きました。
元々は公開する予定はなかったのですが、2010年6月にパブーがスタートしたのを機にウェブ上で公開することにしたものです。
ーー今回、KADOKAWA/メディアファクトリーのMF文庫Jから出版されることになった経緯を教えてください。
お話をいただいたのはシリーズ四作目の最終話「嘘つきの魔法使い」を公開したあとの2014年5月、GWの終わり頃、作品の最後に載せている連絡用メールアドレス経由でした。 正直に言うといただいたメールのドメインを確認するまで「イタズラメールかな?」と疑っていました。MF文庫Jはイメージとして男性向けで有名でしたから、どちらかといえば女性向けを書いている自分が受けていいのかなという逡巡はあったのですが、「アペンドライン」というラインでこれまでと違う作風を探していたということで、有り難くお受けすることにしました。
ーー今回の「藤元杏はご機嫌ななめ」を発売するにあたって、以前の作品から大きく内容を変えた部分などあれば教えてください。
ーー今回、KADOKAWA/メディアファクトリーのMF文庫Jから出版されることになった経緯を教えてください。
お話をいただいたのはシリーズ四作目の最終話「嘘つきの魔法使い」を公開したあとの2014年5月、GWの終わり頃、作品の最後に載せている連絡用メールアドレス経由でした。 正直に言うといただいたメールのドメインを確認するまで「イタズラメールかな?」と疑っていました。MF文庫Jはイメージとして男性向けで有名でしたから、どちらかといえば女性向けを書いている自分が受けていいのかなという逡巡はあったのですが、「アペンドライン」というラインでこれまでと違う作風を探していたということで、有り難くお受けすることにしました。
ーー今回の「藤元杏はご機嫌ななめ」を発売するにあたって、以前の作品から大きく内容を変えた部分などあれば教えてください。
小説を書くこと自体が数年ぶり、しかもプロットを作ることなく思いつきで書き始めたものだったので、感覚が掴めず迷いが多かった前半部分は何とかしたいなと自分でも思っていました。そこはお話をいただいてから自主的に大きく書き直し、冗長すぎるものは省き、よりすっきりした構成にしました。
文芸サークルや小説学校などにも通ったことがなく、自分の小説について具体的な指摘を受けた経験がなかったので、編集者とのやり取りはとても新鮮なものでした。客観的な視点から「誰に」「どのように」魅せるかについて、参考になる点が多かったです。
キャラクターの魅せ方や、バランスの良い物語の配置方法など、今後も活かせるものがありました。
あとはそうですね、元々筆不精なので締切があるのが助かっています。
ーー最後に、ご自身と同じようにセルフパブリッシングで作品を発表されている方に、メッセージやアドバイスがあればお願いします。
一読者としては「こぢんまりとしない、自由で変な作品」を期待しています。
セルフパブリッシングは採算を合わせるために大多数の支持を得るような創りをする必要も、誰に気兼ねをする必要もありませんから、無理に無難な作品にしないで欲しいです。そうすれば少数でもきっと誰かのもとには届くでしょう。
それから大切なことですが、創作を続けてください。一作だけでは反響がないかもしれませんが、それでも続けてください。それは何よりも大事な糧になります。
ーーありがとうございました。
今回、インタビューさせていただきました吉野茉莉さんですが書籍発売が決まってからブクログにもご連絡をいただきブクログスタッフも大変喜びました。今回、ブクログ大賞受賞作品ということでより多くの人に知ってもらいたくインタビューを実施公開させていただきました。
それから大切なことですが、創作を続けてください。一作だけでは反響がないかもしれませんが、それでも続けてください。それは何よりも大事な糧になります。
ーーありがとうございました。
今回、インタビューさせていただきました吉野茉莉さんですが書籍発売が決まってからブクログにもご連絡をいただきブクログスタッフも大変喜びました。今回、ブクログ大賞受賞作品ということでより多くの人に知ってもらいたくインタビューを実施公開させていただきました。
インタビューの中でも言及されていますが、ブクログのパブーでも公開がされ、昨年のAmazon Best of 2013 年間ランキング Kindle本のライトノベル部門7位となり、未書籍化作品としては唯一のランクインという実績となりました。
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- Posted by ブクログ