つながる本棚【ブロガー・IT有名人編】〜第1回・河野武「マーケティング初心者向けの人におすすめ3冊」〜

ブクログでは、毎月ゲストにおすすめの3冊を選んでいただく「つながる本棚」という企画をしています。既に「漫画家編」が開始しています。

今回は「著名ブロガー・IT業界人編」第1回目、 ゲストはコミュニケーション・デザイナーでブログsmashmediaが有名な河野武さんです!

河野武さんのプロフィール

1974年7月3日生まれ。立命館大学経済学部卒。コミュニケーション・デザイナー。企画屋。観光再生人。
1997年、ニフティ入社。2001年にニフティ退職後、フリーターとして数年過ごし、2004年から2005年までオンライン書店ビーケーワンの専務取締役兼COOを務める。ECサイト初となるトラックバックを導入し、また「入荷お知らせメール」などを考案した。
また、はてな社との協業による商品の人力検索サービス等をプロデュース。2005年から2007年までシックス・アパート株式会社のマーケティング担当執行役員を務める。
2007年から2010年までブックオフオンライン株式会社取締役を務め、サービスの立ち上げ全般のサポートに加え、「オトナ買い」や「デマチメール」などの独自機能を考案した。
その後、フリーランスに。現在は数社のマーケティング支援の顧問・アドバイザーを務めるとともに、日本の観光再生のために「攻城団」を企画準備中。お仕事募集中。


第1回のつながる本棚【ブロガー・IT有名人編】は、河野さんに選んで頂きました「マーケティング初心者向けの人におすすめ3冊」になります。


マーケティング初心者向けの人におすすめ3冊

1冊目 パーミッション・マーケティング

著者:セス・ゴーディン
翻訳:谷川漣
河野武さんのコメント
パーミッション(承諾)を得ることがすべてのマーケティング活動の最初であると説いた、セス・ゴーディンの名著。日本語訳が出たのが1999年なので、出版は古典と呼ぶには新しいのですが現代マーケティングを学ぶには必読書といえるでしょう。
メールにしろ、ソーシャルメディアにしろ、あまりに簡単に企業は消費者に対して「売り込む」ことが技術的に可能になっているからこそ、そこで問われるのは倫理観であり、そして何よりも消費者自身のパーミッションです。その基本さえ押さえておけばおおきなまちがいは起こさないと思いますよ。ちょうど最近、新訳版が出たのでこちらでどうぞ。


2冊目 「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ

著者:谷岡一郎
河野武さんのコメント
いわゆるデータ・リテラシー、リサーチ・リテラシーについて書かれた本です。ほんとうは義務教育の段階で読んでおいてほしい本ですが、少なくともマーケティングを仕事にする場合は読んでおくべき本です。
マーケティングの仕事の大半は「数字」との格闘です。政府や他社が発表した数字、自社のアクセス解析や購買履歴などの数字など、さまざまな数字を読み解いたり、誰かに伝えたりするわけですが、なにより数字を正しく理解することが大事です。いかに誇張したり都合よく加工されたデータが多いかを知っておけば、ダマされることは減るでしょうしね。


3冊目 インターネット的

著者:糸井重里
河野武さんのコメント
「ほぼ日」を13年も運営している糸井さんの本です(本書は2001年出版)。けっきょくのところインターネットは道具に過ぎなくて、だけど人と人をつなぐことができるその道具を使うことでいろんな可能性が広がるよね、というのが基本的な話です。10年前の本とは思えないほど、いまの状況をいい表わしていると思いませんか。裏をかえせば10年経っても変わってないということで、それはインターネットの本質ともいえるでしょう。
そのインターネットの本質を「リンク、シェア、フラット」とまとめた糸井さんはさすがだなと思いました。残念ながらすでに絶版になっているのでAmazonマーケットプレイスやブックオフオンライン等でお求めください。 

もし、仕事でマーケティンに関わる方や、マーケティングに興味がある学生、社会人の皆さんはこの3冊を本棚に入れてみてはどうでしょうか?

また、河野氏から先日出版された本と運営するウェブサイトのご紹介のコメントも頂いてます。

河野武さんからのコメント

初心者向けではないんですけど『Twitterアクティブサポート入門』という本を8月に出しました。内容はツイッターの公式アカウントを運用するひとつの方法として、顧客サポートを軸にすえるというものですが、ソーシャルメディアでの付き合い方や作法を学ぶ上で参考になるという感想もたくさんいただいているので、マーケティング初心者の方にもぜひ読んでいただきたいです。
あといくつかマーケティングに関する電子書籍をパブーで出していますのでこちらもぜひ。



また、「“マーケティング”は、マーケターだけのものじゃない」を合言葉に初心者向けのサイトも運営しておりますのでこちらもぜひご覧ください。マーケティングは基礎スキルとしていろんな仕事に携わる方が身につけるととっても便利だと思います。

マーケティングis.jp ―マーケティング入門者を応援するメディア―

つながる本棚【ブロガー・IT有名人編】次回の更新は11月下旬の予定をしています。
お楽しみに!!

つながる本棚【ブロガー・IT有名人編】(アーカイブ)
http://booklog.jp/users/tsunagaru-it

つながる本棚【漫画家編】〜第1回・イシデ電「読むとコドモになる3冊」〜

「あの人の本棚、見てみたいなあ…。」そんな風に思ったこと、ありませんか?
本棚の個性は、持ち主の個性そのもの。本棚を見ると、その人の根っこの部分に、ちょっとだけ触れることができたような気がして、どきどきしますよね。

ブクログでは、そんな皆さんの好奇心を叶える3つの本棚をリリースします。
その名も「つながる本棚」。漫画家編、IT有名人編、スペシャル編の3つの本棚に分けて、それぞれ毎月ゲストをお迎えし、オススメの3冊をセレクトしてもらいます。
セレクトされた本は、各本棚にどんどん並べていきます。

まず最初にお届けする本棚は漫画家編。記念すべき第1回目は、シンカン(朝日新聞社)やミステリーサラ(Bbmfマガジン)などでご活躍中のイシデ電さんに、「読むとコドモになる3冊」をセレクトしていただきました!

イシデさんが選んだのは世界的に有名な児童書
たたかう勇気、自由な発想などなど、豊かな「コドモ」の心を取り戻したい大人の方にもおすすめです。

1冊目 マチルダは小さな大天才

著者:ロアルド・ダール
翻訳:宮下 嶺夫
イシデ電さんのレビュー
小さな女の子マチルダが、彼女にとっての自由「学ぶ権利」のために無理解な両親と戦い、また暴君である校長先生と戦い困窮する大切な友人を救います。 武器は知恵と聡明さと「不思議な力」。
この物語ではほかにも魅力的なちびっ子がたくさん登場し、それぞれの持つ武器(「悪知恵」だったり「食欲」だったり!)で強権に立ち向かいます。 宿敵ミス・トランチブルのぶっ飛んだ暴君ぶりも最高に痛快で、気づくと小学校に通う子どものひとりになったような心持ちでマチルダたちの活躍に喝采を送っています。「マチルダ」に限らずダールの作品には非常に影響を受けました。


2冊目 悪童日記

著者:アゴタ クリストフ
翻訳:堀 茂樹
イシデ電さんのレビュー
今さら私がおすすめなどする必要もないくらい、たいへん有名な作品らしいのですが、恥ずかしながら最近まで知りませんでした…
戦時下、「おばあちゃん」の家に疎開してきた、身も心もそっくり同じな双子「ぼくら」の、暮らしの記録です。過酷な暮らしの中で生き抜くために「ぼくら」は互いに、攻撃する力、耐える力を心身ともに鍛え上げ、学び、駆け引きを身につけ、さらに優しさや悲しみ、怒りなどの「人間らしい」感情を徹底的に排除して、その毎日を淡々と、客観的な文章でもって綴っていきます。
けれどその生きざまは圧倒されるほど生々しく力強く、悲痛で、鮮烈な生命力を目の当たりにします。この物語は実は「二人の証拠」「第三の嘘」と続く三部作になっていて、二作目、三作めととんでもないひっくり返され方をするのですが、ともあれまずこの一作目を読んでみていただきたいと思います。


3冊目 算数の呪い

著者:ジョン・ジェスカ
翻訳:青山 南
イシデ電さんのレビュー
算数の世界に迷い込んだのか、世界が算数になったのか?
ある日突然英語も社会も体育もスクールバスもコーンフレークも、とにかくなにもかもが「算数の問題」になってしまった女の子のお話(ただし、なかには「ジェファーソン大統領は5セント(硬貨)一個にしかなれなくてどんな気持ちだとおもいますか?」なんて問題も…)。
どうもこの絵本は数学に強いひとが読むとなかなか筋の通った面白味のあるお話らしいのですが、算数がからっきし苦手な私でもぐるぐる目の回るような、オカシナ数式の世界を冒険できました!

どれも、わくわくするような作品ばかりですね。暦は9月、読書の秋です。この機会に何か一冊、海外の児童書にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

なお、ブクログのパブーのブログ「ハリネズミ通信」で、イシデ電さんの電子書籍をご紹介しています。
無料ですぐに読める本もありますので、どうぞ合わせてご覧ください!
「不器用な人たちの日常をいとおしく描いた、イシデ電さんの漫画をご紹介!」
http://hari2.booklog.jp/?eid=67


「つながる本棚」【漫画家編】は、次回は10月更新の予定です。
お楽しみに!

つながる本棚【漫画家編】(アーカイブ)
http://booklog.jp/users/tsunagaru-manga




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